VOL.34 【今日之茶】雅逸的梵净山红茶
梁婷玉的茶視野 Chloe’s Tea World
Vol.34 【今日之茶】雅な梵浄山紅茶
许久没有好好静下心来喝茶了。
连续的出差、堆积的文字工作,让静心品茶成为一件奢侈的事。
码字片刻,突然停滞的思绪让我无从下笔,于是信手从茶柜里抽出一包很不起眼的、牛皮纸袋装着的茶。一看,“梵净山红茶”,挺新鲜的名字。“梵净山”,一听就与佛教有关,尔后我联想起它还是贵州产抹茶的主要基地。
抓一把茶叶,放入带滤网的茶壶,100℃开水一冲,3秒后出汤。薯香+甜香+木香瞬间弥漫整个房间!
惊艳的香气引来了隔壁办公室的同事,他充满好奇拿着杯子过来想品尝。
于是我彻底停下手头的工作,决定和这位一级评茶师同事一道,好好品一品这款神秘的红茶。
ここ最近、ゆっくりとお茶を飲む時間が取れませんでした。
立て続けの出張と文筆作業に追われる時間の中で、気持ちを落ち着かせてお茶を味わうことは、とても贅沢な時間の使い方なのだと思います。
ふとした瞬間、頭が空っぽになって何も手につかなくなり、茶棚から地味なクラフト紙でできた袋に入ったお茶を一袋取り出しました。
「梵浄山紅茶」は、初めて飲むお茶でした。
「梵浄山」と聞くと、まず仏教を連想します。それから貴州省の抹茶の産地であるを思い出しました。茶葉を軽くひとつまみ、茶漉し付きの急須に入れ、100度の熱湯を勢いよく注いで、3秒待つ。すると、お芋のような香り+甘い香り+木の香りが部屋中に広がりました!
この品の良い優雅な香りに吸い寄せられたのか、隣の部屋にいた同僚たちも茶杯を持って私の部屋にやってきました。
こうなると、仕事の手を休めて、一流のお茶評論家の同僚達と一緒に、この神秘に満ちた紅茶をじっくりと楽しまないわけにはいかなくなりました。
お茶の情報は以下の通りです。
*产地:
贵州省铜仁市梵净山
*提供者:
周凌晖
*品种:
从武夷山引种过去的品种,有金观音,黄观音,梅占,水仙,肉桂等。
*工艺优势:
这款红茶的制作过程中,在萎凋时加入了乌龙茶的制作工艺,以至香气高,滋味口感独特。
*品质特征:
外形:条索卷曲,色泽较乌润
汤色:橙红明亮
香气:薯香尽显,带花香、蜜香以及微微木香,香气整体持久雅逸
滋味:甜醇顺滑,耐泡度好
叶底:带芽、叶、短梗,较匀整
*沏泡方法:
茶水分离法,用盖碗、飘逸杯或任何带过滤功能的器皿均可。
水:矿泉水或纯净水
水温:90-℃100℃
*建议保存方法:
常温密封即可,冷藏更佳。
*産地:
貴州省銅仁市梵浄山
*提供者:
周凌暉
*品種:
武夷山から派生した品種で、金観音、黄観音、梅、水仙、シナモンなどがある。
*製茶工程:
茶葉を萎凋させる工程で、烏龍茶と同じ技法を取り入れることで、香りが増し、独特の味わいが生まれる。
*品質特性:
外観:小さく縮んだ茶葉、黒くて艶がある
水色:明るいオレンジ
香り:芋の香りを主とし、花の香り、蜜の香りや微かな木の香りが感じられる、優雅な香りが長く続く
味:甘くて滑らか、2煎目、3煎目も美味しく楽しめる
茶殻:つぼみ、葉、茎が均等に配合されている
*淹れ方:
蓋碗または茶漉し付のカップなどを使い、茶水分离法(茶葉と茶を分ける方法)で淹れる
水:ミネラルウォーターまたは浄水を使用
温度:90℃-100℃
*推奨保存方法:
密封して常温で保存可能。冷蔵保存がお勧め。
梵净山的闻名起源于佛教。梵净山茶因产于梵净山而得名。
梵净山及其周边区域,气候温和、雨量充沛、山高雾浓、小气候突出,得益于这些得天独厚的自然生态,所产之茶品质优越。产有绿茶、红茶、白茶、黑茶、乌龙茶等,以绿茶为主。
对于这款红茶,制茶人周凌晖说,此红茶有别于市场上的其他梵净山红茶,因在萎凋时融入了乌龙茶的制作工艺,所以香气、滋味都比较独特。她一般做春秋两季茶,茶园是野放管理,没有农残问题的担忧。
想起一些茶有“春水秋香”[1]一说,喝着喝着,突然期待起它的秋茶了。
感恩这雨天里,有好茶陪伴的舒适下午。
産地の梵浄山は仏教で有名な場所です。
梵浄山茶という名前は、その産地の名にちなんで付けられました。
梵浄山及びその周辺地域は、暖かい気候と十分な雨量、山間部の濃い霧など、お茶作りの環境に恵まれていることから、高品質なお茶が生産できる地域です。
緑茶を基本として、紅茶、白茶、黒茶、ウーロン茶などが生産されています。
今回紹介した紅茶について、茶師の周凌暉さんは、茶葉を萎凋させる際に烏龍茶と同じ技法を用いることで、独特な味や香りになると説明くれました。
彼女によると、春と秋に自然栽培に近い形で茶園を管理しているため、残留農薬の心配はないそうです。
お茶には、「春水秋香」[1]という言葉があり、飲んでいると、ふとこの秋のお茶を思い出しました。雨の日の昼下がりに、こんな素敵なお茶と過ごせることに感謝したいと思います。
[1]春茶茶汤内含物质丰富,秋茶则香气明显。“春水秋香”现象起初是形容铁观音的,后也有人用来形容红茶、白茶、普洱等。
[1]春のお茶は、成分が豊富に含まれ、秋のお茶ははっきりとした香りが出るとされている。「春水秋香」は、最初は、鉄観音を表現するために使われた言葉であるが、のちに紅茶や白茶、プーアル茶にも用いられるようになった。
梁婷玉老師
中国国際茶文化研究会 執務室副主任であり茶藝師の審査員でもある梁婷玉老師。
中国国際茶文化研究会のメンバーとして、国際的に活躍し、世界中の中国茶愛好家とネットワークを繋いでいます。
2020年からこちらのコーナーで、彼女が見ている現地の中国茶情報を配信してくれることになりました。
梁婷玉老師は、私たち中国茶アドバイザー/インストラクターの活動に長年協力してくれている大切な茶友です。
お楽しみに。
Instagram : chloe_216