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Vol.12 【今日之茶】平阳黄汤

2020/04/26

梁婷玉的茶視野  Chloe’s Tea World

【今日之茶】
平阳黄汤——春日里的一叶鲜甜
<春の陽に輝く甘味な一葉 >

今日所饮,是来自浙江温州的平阳黄汤。平阳黄汤属于中国六大茶类中的黄茶[1],它温和、纯净,鲜嫩的芽叶透出如嫩玉米般的甜香,沁人心脾。

今日飲むお茶は、浙江省温州の平陽黄湯です。平陽黄湯は、中国の六大茶分類の中の黄茶に属します[1]。穏やかで純粋で柔らかな芽と葉からはトウモロコシのような甘い香りがして、心と体に沁みわたります。

*産地:
温州平陽県水頭鎮朝陽山「平陽黄湯茶博公園」

*提供者:钟维标

平阳黄汤茶制作技艺非物质文化遗产传承人,中国茶叶标准制定委员会黄茶组成员。
他在继承前人“九烘九闷”古法制作的基础上结合自己的加工经验,促使”平阳黄汤茶”传统制作工艺得到恢复并发展。他制作的平阳黄汤曾获得国家级以上的金奖20多个,茶样入选中国茶叶博物馆名茶样库。

提供者:钟维标
平陽黄湯茶制作技藝無形文化遺産継承者。中国茶葉標準制定委員会黄茶担当メンバー。彼が継承する前の「九烘九闷」(9回烘焙し、9回悶黄)の古くから伝わる制法の基礎を受け継ぎ、彼の加工経験を組み合わせ、「平陽黄湯」の伝統的な制法を回復し発展させました。彼が作った平陽黄湯は中国国家級の金賞を20以上獲得しており、茶の標本は中国茶葉博物館の銘茶の一つに選ばれ納められています。

補足:「悶黄」とは、黄茶の特徴の製造工程。ある程度乾燥させた茶葉を高温多湿のところに置き、紙などをかぶせて酸化発酵すること。

*基本工艺:
摊青→杀青→揉捻→一闷→一烘 →二闷→二烘……九闷→九烘→干茶整理→分级→检验→包装

*品质特征:
“三黄”:干茶显黄、汤色杏黄、叶底嫩黄

「三黄」:乾燥している状態でしっとりとした黄色、茶湯は杏のような黄色、茶殻は柔らかい黄色

外形:色泽嫩黄,纤秀匀整,显毫
汤色:杏黄明亮
香气:玉米甜香,清高幽远
滋味:甜醇,甘鲜
叶底:匀嫩成朵

形状:茶葉の色は柔らかな黄色、小さく美しく均一、しっとりとした産毛が見える
水色:杏のような明るい黄色
香り:トウモロコシのような甘い香り、清らかな香りが高く静かに続く
滋味:深みのある甘み、鮮やかな甘み
茶殻:均一で柔らかく花の蕾のよう

*沏泡方法:
单杯沏法(茶水不分离)或者盖碗沏法(茶水分离)均可。
水:矿泉水或纯净水
水温:80-90℃
特别推荐:天热时,可以选择盖碗沏好后,将茶汤放入冰箱冷藏室2-3小时后饮用,口感甜醇爽滑。

淹れ方:
ひとつのグラスで淹れる方法(茶の中に茶葉がある方法)
または、蓋碗の淹れ方(茶葉の茶湯を分ける方法)どちらでもよい。
水:ミネラルウォーター または 浄水
湯の温度:80―90℃
特別なおすすめ:暑い時、蓋碗で淹れたあとの茶を冷蔵庫で2-3時間冷やして飲むと甘く爽やかで口当たりが滑らかです。

*建议保存方法:
密封,0~4度冰箱冷藏。

おすすめの保存方法:
密閉して0―4℃の冷蔵庫に保管

[1] 黄茶是指初加工时经过“闷黄”这一工序所制的茶类,基本特征是:黄汤黄叶。
黄茶是中国六大茶类中产量最少的一类。2019年,中国茶叶产量279.34万吨,比上年增加17.74万吨。其中,绿茶产量177.29万吨,占总产量的63.47%;黑茶产量37.81万吨,占比13.54%;红茶产量30.72万吨,占比11.00%;乌龙茶产量27.58万吨,占比9.87%,白茶产量4.97万吨,占比1.78%;黄茶产量0.97万吨,占比0.35%。(数据来源:中国茶叶流通协会)

黄茶とは初め「悶黄」の工程を経て製造された種類の茶を指し、基本的な特性は、水色が黄色く、葉も黄色い「黄湯黄葉」です。
黄茶は中国六大茶分類の中で最も生産量が少ないです。2019年中国の茶の生産量は、2,793,400トンで、前年比177,400トン増加しました。その中で、緑茶の生産量は1772900トンで、全生産量の63.47%を占めています。黒茶の生産量は378,100トンで13.54%を占め、紅茶の生産量は307,200トンで11.00%を占め、烏龍茶の生産量は275,800トンで9.87%を占めており、白茶の生産量は49,700トンで1.78%を占め、黄茶の生産量は9,700トンで0.35%を占めました。(出典:中国茶葉流通協会)

黄茶的分类一般有3种方式:一是按鲜叶嫩度分类,可分为黄芽茶、黄小茶和黄大茶。常见的黄芽茶有君山银针、蒙顶黄芽等;黄小茶有平阳黄汤、霍山黄芽、沩山毛尖、北港毛尖、鹿苑毛尖等;黄大茶有霍山黄大茶、广东大叶青等。二是按闷黄工序的先后来分类,有杀青后闷黄、揉捻后闷黄、毛火后闷黄之别。三是按毛尖形状分类,有针形、雀舌形、扁直行、卷曲形、条形、钩形等。

黄茶の分類には大きく分けて3つの方法があります。まず、新鮮な葉の柔らかさで分類し、黄芽茶、黄小茶、黄大茶に分けます。一般的な黄芽茶には、君山銀針、蒙頂黄芽など、黄小茶は平陽黄湯、霍山黄芽、潙山毛尖、北港毛尖、鹿苑毛尖等;黄大茶は霍山黄大茶、広東大葉青などがあります。二つ目は、悶黄の工程を先にして後で分類する方法で、殺青の後に悶黄するもの、揉捻の後に悶黄するもの、毛火の後に悶黄するものに分けます。3つ目は、葉の先の形状の形で分類します。針のような形、雀の舌のような形、扁平でまっすぐの形、巻いている形、釘のような形、フックのような形などがあります。

補足:毛火
茶の乾燥が二回行われる場合、最初の乾燥をさす。

日本語訳:登録研修機関 磯部優子

梁婷玉老師

中国国際茶文化研究会 執務室副主任であり茶藝師の審査員でもある梁婷玉老師。
中国国際茶文化研究会のメンバーとして、国際的に活躍し、世界中の中国茶愛好家とネットワークを繋いでいます。
2020年からこちらのコーナーで、彼女が見ている現地の中国茶情報を配信してくれることになりました。
梁婷玉老師は、私たち中国茶アドバイザー/インストラクターの活動に長年協力してくれている大切な茶友です。
お楽しみに。
Instagram : chloe_216