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VOL.23【少数民族与茶】布依福娘茶

2020/11/02

梁婷玉的茶視野  Chloe’s Tea World
【少数民族とお茶】布依福娘茶

前些日子访贵州时,参观了不少茶叶工厂,其中看到有一个挺有趣的茶,叫“布依[1]福娘茶”。

先日、貴州省へ行く機会があり、そこで沢山の茶葉工場を見せてもらったのですが、その中でも「布依[1]福娘茶」と呼ばれるお茶がとても面白かったのでご紹介します。

此茶采用大叶种的茶树鲜叶作原料,经萎凋-杀青-发酵-做形-干燥这几项步骤而制成。其汤色黄亮,口感较独特——介于新制的普洱生茶和黄茶之间。

このお茶は大葉種の茶樹の新鮮な茶葉を原料にしていて、萎凋-殺青-発酵‐成形‐乾燥といったいくつかの段階を経て製造されています。
お茶の色は明るい黄色で、出来立ての生普洱茶と黄茶の中間くらいの独特な味わいがあります。

制作过程如下。
作り方は以下の通りです。

<布依福娘茶> 成品茶外形:完成したお茶

据该企业负责人介绍,此茶起源于明代,是生活在贵州省黔西南布依族苗族自治州普安县内的布依族等少数民族家庭在供奉、待客时使用。也曾做成“女儿茶”,作为一种陪嫁的礼品。
返程后,我曾尝试搜寻过关于这个茶品的历史内容,很遗憾未发现有确切的记载信息。目前,且作为近现代有趣的少数民族茶事象来记录。

この会社の責任者の方が教えてくれたことによると、このお茶の起源は明の時代にあり、貴州省黔西南布依族苗族自治州普安県で生活していた布依族などの少数民族の家庭で、お供えや接客のために用いられていたそうです。
また、「女児(娘)茶」として嫁入りの際の贈り物としても使用されていたとのこと。 帰る途中に、このお茶の歴史に関する資料を探してみましたが、残念なことに信頼できる情報が記載されたものはまだ見つけられていません。現在のところ、近代の少数民族にまつわる興味深いお茶として記録されているようです。

解开绳索后沏泡:縄を解いた様子

[1]指布依族,中国的少数民族之一。
[1]中国の少数民族の一つである布依族のこと。

梁婷玉老師

中国国際茶文化研究会 執務室副主任であり茶藝師の審査員でもある梁婷玉老師。
中国国際茶文化研究会のメンバーとして、国際的に活躍し、世界中の中国茶愛好家とネットワークを繋いでいます。
2020年からこちらのコーナーで、彼女が見ている現地の中国茶情報を配信してくれることになりました。
梁婷玉老師は、私たち中国茶アドバイザー/インストラクターの活動に長年協力してくれている大切な茶友です。
お楽しみに。
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